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【家族5人の衣類収納】もう収納迷子にならない✨

2025/6/30

【家族5人の衣類収納】もう収納迷子にならない✨

「毎朝、子どもたちの服を探して大騒ぎ」「季節の衣替えが面倒で押し入れがパンパン」「パパのスーツがクローゼットに収まりきらない」

これは、子どもが2~3人いる5人家族に非常に多い“収納のあるある”です。

とくに衣類は毎日使ううえに数も多く、管理がうまくいかないと家の中がすぐにごちゃごちゃになってしまいます。

住宅会社のプロの視点から、家族5人がストレスなく衣類を収納・管理できる住宅設計について、間取り・収納計画・使いやすさの工夫まで、詳しく解説します。

1. 家族5人の衣類ってどれくらい?まずは現状把握から

まずは基本的な衣類の量の目安を知っておきましょう。

一般的な衣類の目安(1人分)

  • 上下の普段着:15〜20着
  • フォーマル・仕事着:5〜10着
  • パジャマ・インナー類:10〜15着
  • 季節物(コート・ダウンなど):5〜10着
  • バッグ・帽子・靴など:5〜10点

▶ 家族5人分でおよそ 250〜300着以上+季節物や雑貨類 になることも。

この膨大な衣類を「いかに効率よく・管理しやすく収納するか」が、住宅設計の大きなポイントです。


2. 衣類収納の基本は「家族全体収納」+「個人収納」のバランス

5人家族では、収納場所を個人で分けるだけでは限界があります。

そこでおすすめなのが、「共用収納(ファミリークローゼット)」と「個人収納」をうまく組み合わせた設計です。

▶ ファミリークローゼット(共有収納)のメリット

  • 洗濯後の収納作業が1カ所で完結する
  • 衣替えが不要になりやすい(オールシーズン収納可能)
  • 衣類の量を家族で管理しやすくなる
  • 子どもが小さいうちは親がまとめて管理しやすい

▶ 個人収納のメリット

  • プライベート空間を守れる
  • 自立心が育ち、子どもが自分で片づける習慣がつく
  • それぞれの使いやすい高さや動線に合わせられる

このように、共有スペースと個別収納の“役割分担”を住宅設計の段階で考えることが非常に重要です。


3. 配置がカギ!収納動線の基本パターン3選

衣類収納における「使いやすさ」は、量ではなく配置=動線設計に左右されます。

以下の3パターンは、家族5人におすすめの収納動線です。

① 洗濯動線直結型ファミリークローゼット

ランドリールームの隣、または中にファミリークローゼットを配置。

  • 洗う → 干す(室内干し) → 畳む → すぐにしまう
  • 動線が最短になるため、家事効率が圧倒的にアップ
  • 朝の支度もファミクロで完結できる

例:ランドリールーム→ファミクロ→廊下・脱衣所につながる回遊動線

② 玄関そばに季節収納

コートやバッグ、通園・通学用品など“出入り時だけ使うもの”は、玄関付近に収納をまとめるのが効果的。

  • 帰宅後に服を脱ぐ→すぐにしまう流れがスムーズ
  • 玄関が散らかりにくくなる
  • ウイルス対策にも◎(外着は室内に持ち込まない)

③ 子ども部屋に成長対応型クローゼット

はじめは親と共有、のちに個室を与えるタイミングで独立した収納を設置。

  • 子どもが小さいうちはまとめて親が管理
  • 中高生になれば、個人の衣類を自分で管理できる構成に
  • 引き戸式や可動棚付きクローゼットで成長に合わせて使えるように

4. ファミリークローゼットを成功させる4つのコツ

家族全体で使うファミリークローゼットは、設置しても「うまく使いこなせない」という声も聞きます。以下の4つを抑えて設計しましょう。

① 広さは最低でも3帖以上

5人分の衣類を収納するには最低3帖(できれば4帖)必要です。

収納量だけでなく、人が同時に出入りできる通路幅(80cm以上)も確保しましょう。

② ハンガーパイプ+可動棚を組み合わせる

  • 上段:オフシーズンの衣類やスーツケース
  • 中段:普段着や仕事着をハンガーで収納
  • 下段:引き出し式ケースで下着・靴下類
  • 扉なしにすると出し入れしやすく、湿気もこもりにくい

③ 家族でゾーン分けする

  • 収納内で「パパゾーン」「ママゾーン」「子どもゾーン」とエリアを分ける
  • それぞれの取りやすい高さで構成する(例:子どもは下段)

④ 室内干し・アイロンコーナーと隣接

  • アイロン台やタオル畳み台を併設
  • ランドリーパイプを設置して部屋干しにも対応可能に

5. 家づくりと同時に考えたい収納アイデア集

◎ シーズンごとに使うものは屋根裏 or 床下収納へ

  • スキーウェア、浴衣、冠婚葬祭の礼服など
  • 使用頻度が低いものは“季節倉庫”としてロフトや床下活用

◎ 寝室の壁面を活用したウォールクローゼット

  • 奥行き浅め(45cm)のクローゼットを壁面に設けてスッキリ収納
  • 見せる収納と隠す収納を併用

◎ ランドリールーム兼サンルームを設置

  • 天候に左右されず洗濯〜収納の一貫作業が可能
  • 乾燥機スペース・除湿器・扇風機の設置場所を確保しておくと◎

6. 片づけやすさは“収納のしやすさ”で決まる

家づくりではつい「収納量」ばかりに目が行きがちですが、実際には「出しやすさ・戻しやすさ」が最も重要です。

収納設計で大切な考え方:

  • 子どもでも手が届く高さに収納を
  • ワンアクションで取れる位置にする
  • 「しまう」より「かける・置く」収納が効率的
  • オープン収納とクローズ収納を使い分ける

こうした「使い勝手」を設計段階から組み込むことで、家族全員が自然と片づけられる仕組みができあがります。


まとめ|衣類収納は“設計の段階”で未来の暮らしを変える

5人家族の衣類収納は、生活の質に直結します。

家族が増え、衣類が増えるからこそ、住宅設計の段階でどれだけ実用性を考慮した収納計画

を立てられるかが、住み心地を大きく左右します。

  • ファミリークローゼット+個別収納の併用
  • 洗濯・着替え・保管の動線を効率化
  • 家族が使いやすい配置・高さ・広さ
  • 片づけたくなる仕組みをつくること

この4つの視点から、今だけでなく10年後・20年後を見据えた収納設計を考えていくことが大切です。


当社では、ご家族構成やライフスタイルに合わせた収納設計をご提案しています。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

あなたの家族にぴったりの収納空間を、一緒につくり上げていきましょう。

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